2017年12月19日火曜日

TwitterがトランプにもRTされた反イスラムアカウントを停止


Twitterは新たに実施したアカウント停止措置の一部として、トランプにリツイートされたこともあるいくつかの極右系アカウントを停止した


Gizmodo
Kate Conger and Bryan Menegus
18/12/2017

「ブリテン・ファースト」アカウントと、そのリーダーのポール・ゴールディングと副リーダのジャイダ・フランセンのアカウントが停止されたことは、Twitterがヘイトスピーチと暴力を含む内容に対し厳しく対処するという新規約が適用されたものだ。トランプは11月にフランセンが投稿したいくつかの動画をリツイートしており、その中には10代の若者が屋根から突き落とされる表現も含まれていた。トランプはこのリツイートでイスラム国家からの渡航禁止措置に支持を得ようとしていた。

フランセンのアカウントが停止されたため、動画はついにトランプのTwitterからも消えることになった。

Twitterはこの暴力的な動画を削除しないことに対して反感を買っており、動画をオンラインに残しておくという同社の判断を正当化するのに苦労していた。当初Twitterは当該ツイートはニュースとして価値があるのだと説明していたようだが、後には同社のメディア規約に則って許可していると述べていた。



@TwitterSafety 12月2日
今週初めに暴力的な写真と動画を含むツイートが投稿されました。私たちはヘルプセンターからなぜ動画が残されているのか説明をしましたが、混乱を招いてしまいました。

@TwitterSafety 12月2日
わかりやすく言えば、これらの動画がニュースとして価値があるから、または興味を惹いているから残しているというわけではありません。Twitterの現在のメディア規約上許されているからということになります。


The Daily Dot によれば、ホワイトハウスの報道官、サラ・ハッカビー・サンダースはトランプがこれらの動画をリツイートしたことを擁護していた。「この動画が本物であろうとなかろうと、その脅威は実際のものです、大統領が言いたいのはそのことです。」と彼女は言っていた。

Twitterによる過激主義者追放の影響を受けたのはゴールディングとフランセンだけではない。白人至上主義組織アメリカン・ルネッサンスとその編集者でYouTubeからは既に追放されているジャレド・テイラーのアカウントが停止されている。また、トラディショナリスト・ワーカーズ・パーティ(伝統主義労働者党)、ザ・リーグ・オブ・サウス(南部同盟)、ジェネレーション・アイデンティタイアー(アイデンティティの世代)、アメリカン・ヴァンガード(アメリカ前衛隊)、のアカウントが削除された。これらは全てしばしば暴力行為に発展する政治集会を日常的に行っていたグループである。

ネオナチズムとの関係が明らかな中小のアカウントが一定のペースで削除されている最中であるが、Twitterがこの運動のもっとも騒がしいに中心人物たちに対して行動をとるのかどうかは疑問が残っている。これまでのアカウント停止措置は言わば低いところになっている果物、注意を惹きたがっているだけのティム・”ベイクド・アラスカ”・ジオネットのような人物たちを対象にしてきたが、マイク・セルモヴィッチやリチャード・スペンサーのような極右活動家に対しては動いておらず、彼らのアカウントは現在も生きている。

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