2017年11月16日木曜日

独立に向けて「大きく前進した」と収監中のカタルーニャ副首相が語る

スペイン共和主義左翼のメンバーに当てた文書の中で、カタルーニャ政府の副首相で現在スペイン政府によって収監されているオリオル・ジュンケラスは党の事務総長であるマリア・ロヴィラがカタルーニャの次期首相候補であることを示唆した。



スペイン全国管区裁判所よって2週間前から収監されているカタルーニャの副首相、オリオル・ジュンケラスはカタルーニャはこの数ヶ月で独立に向けて「大きく前進した」との認識を示した。スペイン政府との意向の衝突によってカタルーニャは今「欧州でも世界でも地図に存在が明らかにされた」とする。「認めてもらうための最初の一歩は我々の置かれた現実が知られるようになることであり、その意味では大きな成功を成し遂げることができた」。しかし彼はカタルーニャ政府側の「ミス」があったことも認めている。

「状況は不安定でありスペイン政府はあえて抑圧のレベルを上げるようなことはしてこないだろう」とジュンケラスは述べている。「そうでなくてもスペイン国民党政府がスペイン統一の名の下にカタルーニャの市民や公共を締め付けることを欧州連合は許さないだろう」。一方で、彼はスペイン政府に対し12月21日より早期の州議会選挙招集を「義務付けた」のはブリュッセルの欧州連合政府だと考えている、それ故にカタルーニャ自治権のスペイン政府による完全な掌握が進まなかったのだとする。

マルタ・ロヴィラはカタルーニャ初の女性首相になる?

マドリッドで収監されていながら、ジュンケラスは監獄からカタルーニャ共和主義左翼(ERC)の選挙リストの取りまとめを主導している。彼はスペイン全国管区裁判所が審議を継続し注意措置を取り下げれば今後数週間のうちに拘束が解かれる可能性がある。しかし収監されたまま12月21日の選挙が行われ、彼の政党が勝利する可能性もある。そのようなことが起きた場合はERCの事務総長であるマルタ・ロヴィラがカタルーニャの首相になるだろうとジュンケラスは文書に寄せている。そうなれば彼女は650年のカタルーニャの歴史の中で最初の女性ということになる。

「プチデモンもまた候補である」

ERCは過去2年間プチデモン首相の政党と連立を組んできた。今回この2政党は別々に選挙に臨む。しかし、文書の中でジュンケラスは現在ベルギーにいるプチデモンへの支持を表明している。「私達は合法的な首相であるカルレス・プチデモンとカタルーニャ政府全体、ブリュッセルにいる人も監獄にいる人も含めて、私達の候補者であることを明確に述べたいと思う」。プチデモンと4人の閣僚はブリュッセルにおり、他の8名の閣僚はスペインの二箇所の監督に収監されている。

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