後任はデロイト社のクリスティ・スミス氏Apple’s first diversity chief is leaving after less than a year https://t.co/51FBcOm31k pic.twitter.com/lDZ0dJhWHm— The Verge (@verge) November 16, 2017
THE VERGE
Jacob Kastrenakes
Apple社の初代インクルージョン(包括)及びダイバーシティ(多様性)担当副社長、デニス・ヤング・スミス氏が TechCrunch によると今年いっぱいでアップル社を離れることになる。スミス氏が今年5月にこのポジションについてからまだ1年も経っていないタイミングでの発表であった。スミス氏は過去にはApple社の人的資源部門を運営し、同社に20年間勤務しており、今回の離脱は驚くべきことである。
Apple社は、監査17年のベテランでコンサルティング会社デロイトのクリスティ・スミス氏を来年から同ポジションの後任に据える。同社はこの離任と着任を TechCrunch への声明で確認している。「私達は多様性が革新をもたらすと深く信じています。私達が更に社内に多様性を確保するために進化を続ける助けとしてクリスティのような実績あるリーダーを迎え入れることができることを嬉しく思います。」
今回の離任劇は、デニス・ヤング・スミス氏が会談の中で多様性について物議を醸すコメントをしてからちょうど一ヶ月後のことである。「白人で、碧い目で、ブロンドの男性が12人同じ部屋いることも許容できることで、その場合でも多様になりうるだろう。彼らはそれぞれ異なる人生経験、人生観を持って会話するのだから」Quartz によれば彼女はこのように述べたという。
広く取り上げられたこのコメントは、Apple社が圧倒的に白人男性の主導であり、会社の構成が極めて不均衡であることを擁護するコメントと受け取られた。スミス氏は後にこの発言についてApple社の社員に対しメールで謝罪している。
Apple社の多様性は改善されているがいまだあるべき姿からは程遠く改善の動きも遅い。改善をすすめるためには離職を待って新規の採用をする必要があるため、スミス氏がその任に就いていた間にどの程度の影響があったのかを知ることは困難である。しかし外見から見る限り、今回の突然の離任劇を見てもApple社の首脳部はここまでの経過に満足していないようである。
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