2017年11月18日土曜日

「F*ck Trump」のステッカーを貼ったトラックの女性を逮捕


テキサス州の保安官がアンチ・トランプのステッカーを貼ったトラックを特定、アメリカ自由人権協会(ACLU)は不満を表明


NICOLE GALLUCCI

テキサス州に於けるウインドウにデカールを貼ったピックアップトラックの話題が最新のトランプをめぐる物議である。

テキサス州フォートベンド郡のトロイ・ネルズ保安官は野蛮なアンチ・トランプのステッカーについて通報を受けた、それは「FUCK TRUMP AND FUCK YOU FOR VOTING FOR HIM,(トランプは死ね、トランプに投票した奴も死ね)」のように読めるものだという。その通報を受けた後、保安官はこのステッカーを貼った車の持ち主を特定し、秩序を乱す行動として立件するという警告をFacebookに投稿したとヒューストン・クロニクル紙が報じた。

AP通信によれば、木曜日の午後そのトラックのドライバーは7月に発行された過去の令状(outstanding warrant)で逮捕された、これは奇妙な偶然のようにも思える。

水曜日に投稿された以下の文章は既に削除されたようだが、これは広範囲の怒りを買い、ついにはアメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union[ACLU])の注意を引くに至った。

「FM359(道路の名)でしばしば目撃されているトラックに貼られた攻撃的な文章についてたくさんの通報を受け取っています。もしこのトラックのオーナーを知っている方、またはこれがご自身のトラックである方がいれば、話し合いたいと考えています。」共和党員で政界進出も考えているネルズ保安官はこのように述べている。


「検察官はこれを秩序を乱す行動として立件することを受け入れると私たちに伝えてきていますが、私はトラックを修正することで合意できると考えています」と保安官は続けた。

この投稿が削除される前、CNNはネルズ保安官がテキサス州に於ける秩序を乱す行動について法的定義の説明もしていることを記録している。コメント欄で述べられた定義は、誰かに対する攻撃として「暴力的、冒涜的、または卑猥な言葉を公の場所で用いること」あるいは「攻撃的な身振りや提示を公の場所で行うこと」は「即座に平穏を乱す事になる傾向がある」というものだった。

この投稿が注目を集め始めた後、車の持ち主の妻であるカレン・フォンセカ(彼女は過去に州刑務所でネルズ保安官と働いたことがあった)は自分のことであると気づき、ヒューストン・クロニクル紙に話をした。

フォンセカはヒューストン・クロニクルに対しそのステッカーは以前から議論の的になっていたという、しかし彼女は政治的意見を共有することは権利であると主張し、悪いことと考えてはいない。

「これは憎悪や敵意を引き起こすものではありません」フォンセカはヒューストン・クロニクル紙に語った。「言論の自由であり、それを行使しているだけです」

テキサス州のACLUはそれに同意した。今回の物議を見守った後、ACLUはFacebookで保安官に対し、合衆国憲法修正第一条を思い出させた。

「Constitutional Law 101:”f@ck”という言葉があるからと言って、言論を統制することはできません。トラックの持ち主の方、ACLUテキサスにお気軽にお問い合わせください」とACLUは述べ、1971年に”Fuck the Draft”と書かれたジャケットは公共の平安を脅かす違反ではないという判断が示された高裁の判例、コーヘン対カリフォルニア州の判決文にハイライトを入れて共有した。

トランプに対する攻撃が明るみにでて炎上したのはこの件が最初ではない。10月にトランプの乗った車に向かって自転車から中指を立てている女性の写真が問題になった。その後、そのヴァージニア州の女性、ジュリ・ブリスクマンは雇用主から解雇された。

ブリスクマンの解雇は彼女を支持する人達に広く伝えられ GoFundMe を通じて彼女に対し100,000ドルを超える寄付が集まったという。

Mashableはフォートベンド群の保安官事務所にコメントを求めています。

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