2018年1月8日月曜日

ビル・ゲイツ曰く、世界は良くなっている


マイクロソフトの創業者は子供の死亡率の低下や性的少数者への寛容さなど多くの好ましい傾向を列挙する


The Independent
Julie Bort
Sunday 7 January 2018

ハリケーンが猛威を奮い、無差別乱射事件が連続し、核戦争の危機が迫る中、世界一金持ちな男性はあなたに勇気を与えようとしています。彼は世界は実際良くなっているのだと言います。

タイム誌での論説でビル・ゲイツ氏は子供の死亡率から同性愛者を法的に保護するようになった国の数まで、多くの良い方向に進んでいる事柄を記しています。私たちはどちらかというと悪いニュースの方に焦点を合わせてしまい、あまりこれらのことを聞くことはないかもしれません。

「酷いこととも起きていますが、こうしたことはより大きな好ましい流れの中で起きていることです。全体として世界は良くなっています。」とゲイツ氏は書いています。

彼が指摘しているのは以下の様なことです:

  • 5歳以下の子供の死亡率が急激に低下した。1990年から約半分になっており、1億2200万人の子供の命が救われている
  • 世界人口に対する最貧困層の割合の劇的な低下、1990年には全体の3分の1だったが、現在では1割程度になっている
  • 世界で初等教育を受けている子供の大幅な上昇、現在では90%を超えている。
  • 100カ国で同性愛者が法的に保護されるようになっている
  • 世界で議員として当選する女性の数の増加


ゲイツ氏は世界中に悲観的な印象を拡散しているとメディアを非難しています。悪いニュースを読みたがる人々の方が多いようで、そのことがニュースを扱う媒体が悪いニュースに焦点を当ててしまうことにつながっていると彼は述べています

論説に加えて、タイム誌はゲイツ氏に最近の問題についてゲストの寄稿を編集することを依頼しました。彼はこの機会にこの雑誌を肯定的な話題でいっぱいにすることに利用し、この中には、未来について楽観しているというゲイツ氏の友人たちからの論評も含まれています。

この論評の中で、バークシャー・ハサウェイのCEO、ウォーレン・E・バフェット氏はアメリカ人の生活水準は「何世代にもわたって」引き続き上昇するだろうと主張しています。バイオジェンの副社長であるサマンサ・バド・ヘイバーレイン氏は彼女の会社はアルツハイマーを治療することに近づいていることを書いています。

一方でU2のボーカリストであるボノ氏は彼の論評で、より多くの男性が女性嫌悪や女性に対する暴力との戦いに参加する必要を理解するようになることを信じていると記しています。

「男性として我々が作り出した混乱の一掃を、一歩下がってメルケルやマララのような女性だけに任せるわけにはいかないでしょう」

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