2018年1月10日水曜日

「カリフラワーステーキ」としてスーパーで売っているもの


カリフラワーをプラスチックで包んだものを「カリフラワーステーキ」としてスーパーで売っている。値段は2ポンド、見てると悲しい感じ。


MUNCHIES
Mayukh Sen
JAN 10 2018, 3:00AM

バーグドルフ・グッドマンとニーマン・マーカスは席を詰めて下さい。商標を付け直した食料品を思わず眉をひそめてしまうような値段で売ろうとすることができる会社は君たちだけではなかった。イギリスのデパート、マークス&スペンサーは「カリフラワーステーキ」として知られるようになるべきものを売っている。値段は2ポンド(今のアメリカの価値だと約2.71ドル)、元々の値段は2.50ポンド、なんと20%引きでお買い得だ!しかし…なんだこれ?

このカリフラワーのステーキなるものは厚切りされたカリフラワーが小さな子供が入りそうな大きさのプラスチックのパックに入ったものだ(子供はプラスチックのパックで包んではいけません)。月曜日にMetro誌が伝えるには「レモンとハーブ」がセットになっているらしいのだが、多くの人が「ステーキ」として知るものとの類似性は判然としない。

イギリスのマンチェスター在住のレイチェル・クラークさんは先週この「ステーキ」の写真をTwitterに投稿した。安くて包装なしのカリフラワー丸ごとを買って自宅で包丁で切れば良いものを、実際これを買う人がいるのかもしれないという事実に彼女が狼狽したことを伝えようとしたのだった。クラークさんが月曜日にMUNCHIESに答えてくれたところによると、彼女はマンチェスターのマークス&スペンサーでこのカリフラワー・ステーキに出会ったそうだ。

「実際カリフラワーはこんなに高いものではないので、この値付けはおかしいと思いました。ベジタリアンになることに挑戦しようとしている人を当て込んだものはないでしょうか、そういう人が切ったカリフラワーしか見ないことも考えて」クラークさんは、新年からベジタリアンになろうと人々に推奨する運動が話題になっていることにも触れてMUNCHIESに答えてくれた。「私は食べ物について革新性というのは大事だと思っていますが、新鮮な野菜を料理するレシピを消費者に紹介してくれるような方向の方が良いと感じています。」

クラークさんはこうした製品のパッケージが混乱を招いていることも指摘している。

「私たちは新たな野菜の食べ方の1つとしてハーブ風味で後は焼くだけに準備されたカリフラワーステーキを新たに発売したのです」とマークス&スペンサーの広報担当者氏はMUNCHIESに月曜日に返答をくれ、この国の他の小売店でも同様の準備がされたカリフラワーステーキが販売されていることも述べていた。「手早く簡単に野菜を食べることができる方法を求めているお客様のためのものです」。いつからカリフラワーステーキを売っているのか、いくつの店舗でカリフラワーステーキを売っているのか、どうしてこの値段をつけたのか、そして何故、食料品売場の中で丸ごとのカリフラワーとは離して陳列したのか、という質問に広報担当者氏は返答してくれなかったので知ることはできていない。

カリフラワーステーキのコンセプトは決して新しいものではないということに特に価値はない。縦に切ったカリフラワーにハーブとスパイスをこすり付けて柔らかくなるまでオーブンで焼いた複雑でもない料理である。

別な言い方をすれば、カリフラワーステーキは自分で簡単に作ることができるし、そのほうが安い上にプラスチックも付いてきません。

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