2018年7月2日月曜日

テスラがモデル3の生産目標を達成したと伝えられる


最後の最後に目標値を通過


Engadget
Jon Fingas
July 1 2018

数ヶ月の遅延から、24時間体制の生産稼働とその他の大幅な対策を経て、テスラは長い間課題としていたモデル3を週に5000台生産するという目標を達成したようだ、かろうじて。ある従業員は「Model 3 5K Club」と書かれたポスターに仲間の従業員たちとサインを書き込んでいる写真をTwitterに投稿し「僕たちを疑う理由がどこにある?」というコメントを添え、テスラが困難な目標を達成し、その達成を祝していることを伝えた。Electrek のレポートでは他の従業員たちもソーシャルネットワーク上でこの達成に歓喜しているようで、ロイター通信も、工場のあるフリーモントの現地時間7月1日の午前5時に生産目標達成となる最後の一台が完成したと言う2人の従業員の話を伝えている。この時間は目標からはほんの少し遅れたが十分に近いものと言える。

我々はこれらの記事の事実確認を求めてテスラに問い合わせている。同社は数日内に第2四半期の生産数を発表することが期待されていて、そこでこの長い間の目標達成が確認(若しくは否定)されるだろう。

テスラの生産体制が改善されていることに疑問の余地はなく、6月の半ばには週に3500台を生産している(この頃にテントのような生産ラインが立ち上げられた)。同社は数ヶ月間1車種の生産に追われていたがこの頃には高機能型モデル3の生産ができるまでになっていた。最初の国外輸出も5月に始めている。問題は持続性であるため、この目標値自体にはそれほど価値はないかもしれない。テスラは週5000台を達成するために短期の爆発が必要だったのか、あるいは、この数字はこれ以上工場の機能向上なしに持続可能な数値なのだろうか?

これが持続可能な数字だとすれば、テスラとその顧客にとって重要なものとなる。テスラはモデル3を週に5000台製造することが、モデル3事業から利益を計上し(これまでのところは全車種が赤字である)、長期的な健全性を確保して、生産可能な車種を広げていくために不可欠であると長い間見てきている。もしあなたがなかなか出荷されない35000ドルのモデル3の基本モデルを予約済みなら、それを手に入れることに一歩近づいたかもしれない。

イーロン・マスクはテスラが7日間に7000台を製造したとツイートしているが、これはモデル3以外の車種も含まれている数字だと思われる。



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