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カタルーニャのキム・トーラ首相はスペイン国王フェリペ6世に住民投票時の警察の暴力について書かれた2つの報告書と一冊の本を手渡す
Catalan News
22 June 2018
カタルーニャの首相、キム・トーラはスペイン国王に住民投票時の警察の暴力について書かれた2つの報告書と一冊の本を手渡した。
これらの報告書はカタルーニャのオンブズマンが作成したもので、カタルーニャに於ける「警察の暴力」と「基本的人権の軽視」について書かれている。本の方は「Days that will last for years(何年も続く日々)」と題された、フォトジャーナリストのヨルディ・ボラスによるもの。
トーラとスペイン国王フェリペ6世はタラゴーナで開催されている地中海競技大会の開会式で面会した。ここにはスペインの首相ペドロ・サンチェスも参列していた。トーラはこの式典に参列するかどうか数日間決定を留保していた。開会式に先立ってトーラは国王に昨年10月1日のスペイン警察の行為と独立派の政治家に対する「抑圧」を正当化する発言について「謝罪」を求めていた。
スペイン政府は、フェリペ6世はカタルーニャの独立危機に際し常に「王としての責務に沿って行動していた」と述べている。
トーラはこの大会がカタルーニャ州にとって重要であることから、最終的に開会式に出席すると話したが、カタルーニャ市民とスペイン王室との関係は壊れていることを強調した。カタルーニャの首相は開会式で国王に面会する前に、独立を支持する市民の抗議運動に参加している。実際、この抗議運動は独立共和国に賛成するもので、スペイン国王がカタルーニャに来ることに抗議するものだった。
トーラは、彼とカタルーニャの閣僚たちはスペイン王室が主催するあらゆる式典には参加せず、カタルーニャ政府が主催するイベントにスペイン王室の関係者を招待することもないと話していた。
開会式の最中、極左、人民統一候補(CUP)の政治家たちは「政治犯を開放せよ」という要求のバナーを掲げた。
スペイン王室はカタルーニャでは最も人気のない組織である。最近の調査で0〜10で採点してもらったところ、カタルーニャ市民の60%が国王に0点をつけている。
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