2018年8月30日木曜日

トランプ大統領の Google に対する攻撃は事実誤認


自分が大統領に就任してから Google がホームページに一般教書演説へのリンクを掲載していないと誤った主張をする


Nick Statt
Aug 29, 2018

トランプ大統領は今日の午後、自身の公式アカウントで Twitter に出所不明の動画を投稿し、自身が大統領に就任してから Google がホームページで一般教書演説にリンクを張ってプロモートすることを辞めたと非難した。この投稿された動画は誤解を招くものであるだけでなく、中で使われている Google ホームページのスクリーンショットも偽物の疑いがある。この動画は既に150万回以上再生されいる。

Gizmodo によると、この動画を作成した誰かはその日付の Google ホームページのスクリーンショットをインターネット・アーカイブ・サービスからただ取ってきたようで、これは例えば Google の Doodies や YouTube Live へのリンクのようなインタラクティブな部分を正確に反映するものではない。

Google の広報は The Verge に対するコメントで、同社は、それぞれ2009年と2017年に行われたバラク・オバマ前大統領とトランプ大統領の最初の一般教書演説をホームページで紹介していないことを明言している。この理由は、これは正式には一般教書演説ではなく、合衆国議会の「合同会議に対する演説」とされる。この伝統は1993年に新大統領が就任してすぐ数週間後に一般教書演説をする必要がないように設定されたものである。Google はその後、2010年から2016年にオバマ前大統領が大統領に就任していた間の6回すべての一般教書演説をホームページでプロモートしている。


Google は2018年の一般教書演説をホームページでプロモートしていたという。「2018年の1月30日、私たちはトランプ大統領の一般教書演説のライブ中継を google.com のホームページに強調して載せていました」と Google は声明で述べている。「私たちは伝統的に新大統領の最初の議会に対する演説はプロモートしていません。その結果2009年も2017年もこの演説は google.com でプロモートされることはありませんでした」。興味深いことに Reditt 内のトランプ大統領を中心にしたサブフォーラム「 r/The_Donald 」で Google がホームページで1月30日にトランプ大統領の一般教書演説をプロモートしていたスクリーンショットが掲載されている。これは演説が行われた時、今から7ヶ月前に投稿されたものだ。

トランプ大統領が自身の Twitter の公式アカウントにこの動画を投稿したことは、今週テクノロジー企業に対して続けている一連の批判の一部である。トランプ大統領は Fox News のコーナーで検索結果の96%が「国家的左派メディア」からのものである、というレポートを視聴した後、 Google を選んで批判している。(このレポートの作者は、このレポートについて「科学的でない」「小さなサンプルだけに基づいたもの」であるとして、彼女自身はこの主張から距離を置いている

トランプ大統領は昨日早くにこのレポートの発見を復唱して、 Google 検索の結果は「操作されている」と述べて、アメリカ政府としてこの状況に「対処する」可能性を言及した。それ以来、トランプ大統領はシリコンバレーに対する非難を拡大し、 Facebook と Twitter による「リベラル寄りの偏向」について、同日に「危険な範囲に入っている」「もっと慎重になった方が良い」と述べている。しかし、議会がこれについて何かすることやできることがあるかは疑わしい。トランプ大統領は自身の敵対者に対して脅しの戦略や法的手段に出て、最後までは続けないことを好んでいる。

0 件のコメント:

コメントを投稿