2018年8月16日木曜日

ドーシーCEOがTwitterの酷さをやっと認識する


TwitterのCEOジャック・ドーシーはソーシャルメディアバブルを最小限に抑えるための再構築とボットにラベル付けすることを模索している


Engadget
Jon Fingas
Aug 15 2018

Twitter はこれまで銃創にバンドエイドでも貼るような感じで、ポリシー変更を使ってサービスを健全化させようと試みてきたが、同社はついに現実を認めたように見える。Twitter のジャック・ドーシー CEO はワシントン・ポストのインタビューで、ヘイトスピーチとフェイクニュースを抑えるために Twitter の機能の鍵となる部分の再構築を模索しているところだと話している。彼は、同社が続けてきたポリシー変更のアプローチでは、Twitter のユーザーにインセンティブを提供するというような根本的な方法ではなく「上辺の症状」を抑えるだけになっていたとしている。

可能性のある具体的な変化については、同社はフェイクニュースやソーシャルメディアバブルに「事実」を含む別な視点を提示することで対抗しようとしている。また、ドーシーはボットにラベル付けすることや、フォロワー数の表示や「いいね」ボタンのような基本的な要素についても再構築を考えているという。Twitter はこれまで、偽アカウントを排除するような「より大きな影響」のある作業を主導することに集中していて、ボットにラベル付けするような考えには取り組んでこなかったという。

Twitter がこの変更をどの程度実装するのか明確ではないが、こうしたアイディアは新しいものではない。例えば YouTube は陰謀論や詐欺行為の誤情報を指摘するために、Wikipedia の記事を表示している。カリフォルニア州と一部の国会議員はボットにラベル付けすることを要求していて、ドーシーと Twitter にはあまり選択肢はないかもしれない。そして、同社が変更しようとしない領域も存在する。ドーシーは、世界の指導者たちをアカウント停止対象にすることは拒否していて、こうした政治家たちが「彼らの周囲の人たちをどのように考え、扱っているのか」を垣間見せることを提供するとしている。

このインタビューでは、現状はもはや批判に耐えないという認識が示されている。ユーザーたちは常日頃から Twitter のポリシー戦略では、対策として不足していることを指摘している。同社が長期的に歓迎される環境を造成して成長を図りたいと考えているなら、悪しき行為を罰するだけでなく良い行いを促すことも考える必要がある。

0 件のコメント:

コメントを投稿