2018年8月29日水曜日

ベスパが初の電動スクーターを10月に欧州で発売


「ベスパ・エレットリカ」は米国とアジアでは2019年初めに発売の予定


Kris Holt
08.27.18

長い間噂されていたベスパの電動スクーターが今年中に発売されることになりそうだ。そしてこの「ベスア・エレットリカ(Vespa Elettrica)」をいつ手に入れることができるのか、スケジュールも明らかになってきた。生産は来月から開始され、10月にヨーロッパでオンライン発売が開始される。アメリカとアジアで買えるようになるのは2019年の初めになりそうだ。ベスパの親会社ピアッジオグループは値段についてまだ発表はしていないが、エレットリカの価格は現在売られているベスパのハイエンドモデルと同程度になると述べている。

エレットリカの航続距離は100km(62マイル)で標準的な50ccのスクーターよりもパフォーマンス的には優れているという。充電には4時間を要し、1000回の充電(若しくは10年の使用)で電池の容量は80%程度に劣化するとされる。最高速度については言及がないが、エコドライビングモードでは30km/h(19mph)に制限されてバッテリーを長持ちさせる。エレットリカは静かで、AIも搭載されている。近くの歩行者や他の車を発見したり、混雑情報を元に他の道順を提案してくれる。

ピアッジオはハイブリッドモデルの「エレットリカX(Elettrica X)」の発売も計画していて、この最大航続距離は200km(124マイル)とされる。50km程度の走行が可能な通常のエレットリカよりも小さいバッテリーパックを使い、ガソリンで稼働する充電器を装備する。この充電器はバッテリーが一定の容量を下回ると稼働し、乗っている人が手動で稼働させることもできる。つまり、エレットリカXは短距離の乗車の場合は完全な電動スクーターとして利用することができる。

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