Toyota's latest hydrogen-powered semi boasts 300-mile range https://t.co/buE8BrqwvY— Engadget (@engadget) July 31, 2018
ベータ版モデルの新トラックは性能が向上し、扱い易くなっている
Engadget
Jon Fingas
July 31 2018
トヨタは2017年に発表した水素燃料電池駆動セミトレーラーのアルファ版モデルに多くの進化を加えてきたようだ。同社は今回公開した、この「プロジェクト・ポータル」のセミトレーラーのベータ版モデルは大きく改良されていることを約束している。1つには、このゼロ・エミッションで走るセミトレーラーは水素燃料タンクで300マイル(約480km)の走行が可能になっている、アルファ版ではおよそ200マイルとされていた。これは終日荷物を運び続ける車としては重要なことだ。更に運転のし易さも改善されており、「ユニークな燃料保管庫」によって、キャブ内の空間(仮眠用のスリーパーも含め)を広く取ることができるようになったという。
トヨタによれば、今回のアップグレードは改良に時間を使えたことが大きかったという。アルファ版モデルでは、乗用車のミライ2台分の水素燃料システムを手直ししたものと巨大なバッテリーが搭載されていたが、ベータ版モデルは初号機より学んだことを反映して、よりこの車の仕様に合わせたシステムが搭載されている。
この新しいセミトレーラーは秋から機を見てロングビーチとロサンゼルスの港の周辺で荷物を引いて走ることになる。今すぐに物資を積んで大陸間を横断するものではなく、特にニコラ社のセミトレーラーが500マイルかそれ以上の走行をしようとしているのとは異なる。そうではなくトヨタはこれは大きな目標に向けての小さな一歩と見ている。同社は2050年までにロングビーチの物流設備からCO2排出を完全に無くすことを目標としており、これはその計画の大きな部分を占める。先に見据えるあらゆる広大な野心の実現に向けては、大都市間を快適に移動するのに十分な航続距離が確保できるようになる続報を待つことになりそうだ。
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