2018年8月1日水曜日

Apple は第3四半期の強大な利益で1兆ドル企業へ近づく


第3四半期としては最大の利益を計上


The Verge
Natt Garun
Jul 31, 2018

Apple は今日(7/31)第3四半期の収支報告を発表し、予想を10億ドル上回る533億ドルの利益を計上した。秋に発表されると言われる新型に備えて iPhone の売上が鈍っているにも関わらず、同社の歴史上、第3四半期としては最大の利益を計上した。iPhone の平均販売価格は724ドルでアナリストが計上した693ドルを上回った。

Apple の第4四半期の利益は600億ドルから620億ドルとなることが期待されており、昨年の同時期から16%から19%の成長が見込まれている。こうした強気な予想からは、この秋に複数の新ハードウエアが発表されることが示唆されている。これまでのところ3種類の新型 iPhone が発表されることが噂されているが、消費者からは新型の iPad Pro 、新設計の Apple Watch が出ることも見込まれている。前四半期、Apple の CEO ティム・クックは中間層を埋める iPhone について認めていなかったが、彼は同社が「顧客の需要に合わせて異なる iPhone の提供を続けていく」と発言している。

3種類の iPhone を無しにしても、第3世代のキーボードが搭載された、2018年版 MacBook Pro が発売されたばかりであり、これも第4四半期の利益の一部となる。更に考えるべきこととして、 Apple は昨年3種類の iPhone を発表しているが、 iPhone X は11月になってから登場しているため、昨年の第4四半期に計上されているのは iPhone 8 と 8 Plus だけになっている( Apple の財政上の第4四半期は9月30日まで)。

一方で、 Apple が初代と第2世代のバタフライキーボードが搭載された MacBook はデザイン上の欠点を抱えていることを事実上認めて以降、 Mac の売上は数四半期を通して下がり続けている。6月には同社は新たにキーボード修理プログラムを開始している。これは新しい第3世代の部品を使うものではないが、対象が製品の最初の小売販売日から4年間に拡張されている。

サービス部門( Apple Music 、iCloud 、 Apple Care など)は95億5千万ドルの利益を計上して昨年の同時期と比較して31%増加し、最大利益を更新し続けている。今日の発表を受けて、 Apple の現在の時価総額は9350億ドルとなっている。もし、株価の上昇が7%以上続くことになれば、一株当たり203.46ドルで Apple は史上初の1兆ドル企業になる可能性がある。

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