2018年5月31日木曜日

Microsoftの市場価値がGoogleを上回る


AppleとAmazonに次いで三番目に価値のある会社に


The Verge
Tom Warren
May 30, 2018

Microsoftが3年ぶりに市場価値でGoogle(Alphabet)を抜いたとCNBCが伝えている。Microsoftの市場価値は現在7530億ドルと見積もられていて、Alphabet(Googleの親会社)は7390億ドルとされている。MicrosoftはAppleとAmazonに次いで世界で三番目に価値のある企業ということになる。Googleは2012年に初めてMicrosoftを上回ったが、その後この2社は順位を何度か入れ替えている。順位については一時的なものかもしれないが、今回の件でMicrosoftは、スティーブ・バルマーCEOが退任を表明して以降の5年間に、株価の状況を改善させていることを示している。

4年前にサティア・ナデラがCEOに就任してから、Microsoftの株価は2倍以上になっている。ナデラはMicrosoftをクロスプラットフォーム技術、クラウド、AI(Articial Intelligence)技術に集中させた上で、量子コンピュータとMixed Realityヘッドセットに未来を託そうと考えている。ナデラは失敗に終わったWindows Phoneを切り捨て、すべての製品の中心にWindowsを据えるという従来の方針から徐々に離れようとしている。

Microsoftは市場価値ではApple(9230億ドル)とAmazon(7820億ドル)の後塵を拝しているが、多様なビジネスから利益を生み出している。Googleの利益のおよそ90%は広告業から得ているものであり、Appleの利益のおよそ60%はiPhone関連によるものである。Microsoftの直近の四半期を見ると、Windows、Surface、ゲーム部門で利益の約35%を占め、クラウド関連で約30%、Officeで30%超となっている。

Microsoftは今後消費者との関係について疑問を持たれるかもしれないが、株価は一株あたり100ドルを越えようとしている。同社のクラウド関連ビジネスが今後数年で倍に伸びると予想するアナリストもおり、そうなれば同社の市場価値は1兆ドルに届く可能性もある。

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