2018年5月13日日曜日

連続殺人犯デニス・ニルセンが72歳で獄中死


ロンドンの2ヶ所で12人の若い男性を絞殺し、35年間を監獄で過ごした


The Guardian
Sat 12 May 2018

連続殺人犯デニス・ニルセンが獄中死したと司法省が発表した。72歳になるニルセンはヨークシャーのHMPフルサットン重警備刑務所で自然死したとされている。

ニルセンは1978年から1983年の間に少なくとも15人の若い男性を殺害したと信じられており、被害者の殆どはホームレスのホモセクシャルであった。彼は1983年にオールドベイリーで起きた6件の殺人事件と2件の殺人未遂事件で有罪になった。

元公務員であるニルセンは、ロンドン北部マスウェル・ヒルにある2ヶ所の住居で殆どの殺人を行い、被害者をバラバラにした。彼は狡猾に被害者を住居に誘い込み、全ての殺人を絞殺によって実行したが、時には同時に溺死による殺人を試みた形跡もあったという。

彼の罪が明らかになったのは偶然からで、マスウェル・ヒルのクランリーガーデンズの彼の住居から排水作業をする際に、ニルソンが下水に流そうとした死体が詰まっていたのだった。

矯正局の報道官は「デニス・アンドリュー・ニルセン、1945年11月23日生まれ、は2018年5月12日土曜日、HMPフルサットン刑務所内で死亡が確認された。あらゆる獄中死についてには、刑務所及び保護観察オンブズマンによる独立した調査がされることになる」と述べた。

この眼鏡をかけたスコットランドの殺人者は、1993年にインタビューに応じ、死体を扱うことを如何に楽しんでいたかを語り、死体に服を着せたり脱がせたりしたことや、彼らをどのように切り刻んだのか、恐るべき手順の詳細を話した。

ニルセンは幾つかの死体を下水に流したが、他は床下と食器棚に何ヶ月も保管していた。捜査員が最初に現場に踏み込んだ時は猛烈な腐敗臭が漂っていたという。

ニルセンは「死体はすべて無くなってしまった。もう何も残っていない。しかし私は今だに彼らとの精神的な交信を感じている」と語っていた。

1983年に彼に下された判決は、後に終身刑に改められた。

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