2018年10月10日水曜日

ネットフリックスが生中継に興味がない理由


ネットフリックスのコンテンツ責任者テッド・サランドスはブレット・カバノーの米議会での公聴会について「それほど楽しいものではない」


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Kurt Wagner
Oct 9, 2018

2週間前、アメリカではテレビを点けてブレット・カバノーとクリスティン・ブラジー・フォードの米議会での公聴会を見ないでいるのは難しい状態だった。全チャンネルでこれを中継していた。

正確にはネットフリックスを除く全チャンネルだった。そしておそらくこの状況はすぐに変わることはなさそうだ。

ネットフリックスのコンテンツ責任者テッド・サランドスは、火曜日に行われたヴァニティ・フェア誌主催のイベントでハースト社のジョアンナ・コールからネットフリックスがカバノーの公聴会のようなものを生中継しない理由について質問されている。

「私たちは主としてエンターテイメントを取り扱うブランドです。仰るような種類のものはたくさん存在しますが、物凄く愉快なものというわけではありません」とサランドスは答えている。「この件は今から10年後か5年後には素晴らしい(ドキュメンタリーの)シリーズ番組になっているかもしれませんが」

カバノーの公聴会は多くの人にとって見ていて心地の良いものではなかったかもしれないが、人気があったことも確かである。2000万人以上の人たちがこの公聴会を様々なチャンネルを通して見守っていた。この数字は、通常のテレビ番組で最も人気がある日曜夜のフットボール中継の2017年の平均視聴者数を上回っている。

サランドスは例えばスポーツ中継のような他の種の生中継に興味を持っているかどうかには触れなかった。最近アマゾンが木曜夜のNFL中継の放映権を獲得しているが、ネットフリックスは常にこうしたスポーツ中継の放映権への論理的な入札者であると捉えられている。しかし彼はニュースや政治がどの程度人気のコンテツであるかは気にしていないようだ。こうした話題は少なくとも同社のブランドには相応しくないのだとサランドスは言う。

「私たちは世界的なブランドです。そして主に顧客が楽しむことにフォーカスして来ました。公聴会は多くの人が見ていますが、それほど楽しいものではないと思います」

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