2018年4月9日月曜日

スティーブ・ウォズニアックもFacebookをやめる


スティーブ・ウォズニアックは個人情報を守ることを優先して、5000人のFacebookフレンドに別れを告げた。マーク・ザッカーバーグは #DeleteFacebook 運動はFacebookに「意味のある影響はない」と述べている。


Independent
ANTHONY CUTHBERTSON
9 April 2018

Appleの共同創業者の1人、スティーブ・ウォズニアックは個人情報の利用を懸念してFacebookから離れたようだ。

ウォズニアックはUSAトゥデイに対し彼はデータを元にした広告についてオプトアウトが可能になったらFacebookを再開するし、お金を払っても良いと話している。現状でオプトアウトする機能は存在していない。

「ユーザーはFacebookに生活の詳細を提供しています」とウォズニアックは話す。「Facebookはそれによって多くの広告収入を得ています。この利益はユーザーの情報を元にしたものですが、ユーザーにその利益が還元されることはありません」

彼は続けて「私が今回取り除かなければならなかった広告と広告の種類の多さに驚かされました。人々がFacebookに求めているものがこれだとは感じられませんでした」「昨今、広告やスパムは悪質になっていてコントロールを失っています。背景の透明性もなくなっています。」

ウォズニアックは英国のケンブリッジ・アナリティカが政治目的にデータを流用していたことが明らかになったことを受けてFacebookを辞めた最新の著名人となった。

この事件では約8千7百万人のユーザーがこのスキャンダルに巻き込まれている。月曜日には個人情報が不正利用されたユーザーにそのことが知らされることになっている。

このデータスキャンダルを受けた #DeleteFacebook 運動は3月にソーシャルメディアで広まり、シリコンバレーの大物イーロン・マスクもテスラとスペースXのFacebookページを閉鎖した。マスクはTwitterのユーザーに対し、彼はこの自分の2つの会社がFacebookページを持っていたことを知らなかったとし、「文字通り一度も見たことがなかった」と付け加えた。

50万人以上の人々がFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグに対してプライバシーをより真剣に扱うように要請する公開書簡に署名している。

Facebook利用者の中にはよりプライバシーに特化したソーシャルネットワークやメッセージアプリケーションに乗り換える人もいるが、ザッカーバーグはこうした乗り換えはユーザーの行動や広告主からの投資に大きな影響を与えてはいないと言及している。

「目につくような意味のある影響はないと考えています」とザッカーバーグは述べている。「しかし良いことでないのは確かです。ユーザーの利用方法やビジネス等に変化が確認できなかったとしても、これが信頼の大規模な欠損だと感じている人たちがいます。私たちはこれを修復するためにやるべきことがたくさんあります」

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