2018年2月21日水曜日

トヨタの次世代EVのモーターはレアアースの使用を50%低減


新仕様の磁石が使う素材のコストは、現在主にEVに使用されているネオジムの20分の1


Rachel England
20/2/2018

トヨタは自社のEV用にこれまでの半分のレアアースしか必要としない磁石を設計した。これは顕在化してきている資源不足を緩和するのに役立つかもしれない。これまでトヨタは他のメーカーと同じように、電気自動車の製造にネオジム、テルビウム、ジスプロシウムを使ってきた。しかし、これらの素材は2025年には需要が供給を上回ると見込まれている。トヨタの新しい磁石は、レアアースのうちランタンとセリウムを用いる。これらはより豊富に存在していて、コストはネオジムの20分の1である。

ネオジム不足は電気自動車市場にとって深刻なニュースであり、既にその影響が見えてきている。昨年、中国の(中国は地球上のレアアース素材の80%を供給している)違法採掘の取り締まりでネオジムの値段が一ヶ月に30%以上急騰した。トヨタの計画は会社を安定させ、2030年までに電気化された自動車を550万台売るという計画を進めるのに役立つはずだ。この変化で車の価格を下げることができれば確実に達成可能になるだろう。

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