Today it's 10 years since Kosovo declared independence. Take a look at a recent controversy involving Kosovo athletes and the Spanish authorities https://t.co/MAUjB629X8— Catalan News (@catalannews) February 17, 2018
国際オリンピック委員会(IOC)は二度に渡ってこの問題をスペイン政府に問い質しているが、今だに返答を得られていない
Catalan News
Nazaret Romero
13 February 2018
タラゴナで開催される地中海競技会の開会まであとわずか4ヶ月となったが、コソボの選手たちが参加できるかどうかは今だに不透明なままだ。スペインはカタルーニャ州南部で開催されるこの大会にコソボが参加することに反対する可能性がある。カタルーニャの放送局RAC1が伝えるところによれば、これまでスペインはコソボの選手たちにビザを発給するかどうかを明確にしていない。
国際オリンピック委員会(IOC)とスペインオリンピック委員会はどちらもコソボオリンピック委員会を承認している。しかしコソボは2008年にセルビアから独立を宣言して以来スペインにとって居心地の悪い問題になり続けている。10年が経ったがスペインはまだコソボを独立国家として承認していない。その結果としてコソボのパスポートは受け入れられないため、コソボの人々がスペインに入国するにはビザが必要になる。
無反応のスペイン
タラゴナの地中海競技会にはコソボを含む26カ国のオリンピック委員会が参加を予定している。コソボも参加登録を済ませているが選手たちは自由にスペインに入国することはできず、スペイン当局の許可が必要になる。
国際オリンピック委員会のペレ・ミロ副事務総長はRAC1のインタビューに答えて、IOCはスペイン政府にコソボの選手たちにビザが発給されるのかどうかについて二度文書を送付していると述べた。IOCは今のところスペイン政府から返答を受け取っておらず、コソボの参加は不明確なままだ。
国内法は国際オリンピック委員会の権限の下にある
国際スポーツ法は明確に国際オリンピック委員会は国内法より優先した権威を持っているとする。それでもスペインはコソボに対して数年に渡って頑なな態度を取り続けている。国際オリンピック委員会も現在の状況を「油断できない」として懸念を認めている。
11月にはスペインで欧州オリンピック委員会の総会が開催される。現状ではこの状況が繰り返されることになってしまうかもしれない。スペイン政府はコソボ代表選手にビザを発給するのかどうかを決断しなければならない。
EU加盟国の殆どはコソボを承認している、しかしスペインはそうではない
スペインは欧州連合の大国の中で唯一コソボのセルビアからの独立を認めていない国である。この10年間で欧州の殆どの国が承認してきたが、スペイン、スロヴァキア、ルーマニア、ギリシャ、キプロスがコソボを独立国家として承認していない。コソボの人々はバルカン半島で唯一、三ヶ月間欧州を自由に旅行することができないことになっている。
実際のところスペインのコソボに対する立場はEUとの関係には問題になっている。ブリュッセルの欧州連合政府はコソボとセルビアの関係を改善しバルカン半島の安定に貢献するために、スペインにコソボを承認するように迫っている。
そうしたEUの主張にも関わらず、スペインはコソボを独立国家としてすぐに認める気はないようだ。タラゴナの地中海競技会にコソボの選手が参加できるかどうかはスペインとコソボの難しい関係が垣間見えた一端に過ぎない。
0 件のコメント:
コメントを投稿