Since text messaging entered our lives—officially 25 years ago, but for most of us a bit later—it has permanently changed the way we communicate. https://t.co/AvGPyv2Xho— TONIC (@dailytonic) February 8, 2019
メッセージを待っている間、落ち着くにはどうしたら良いのか
TONIC
Ankita Rao
Jun 28 2018
私自身がテキストメッセージで不安を感じていることを認めるのはなんとなく気恥ずかしい類のことだ。特に、最近では新しい変な病名が付けられ始めている、テキスティエティ(textiety)とかテキスタフレニア(textaphrenia)とかいう具合だ。しかし、私は毎月毎月自分の電話を見つめながら、緑の泡が画面に浮かび上がって自分が救われるのを待ち続けるようになっている。
テキストメッセージが私たちの生活に入り込んできてから公式には25年が経っているが、ほとんどの人たちはもう少し後から使い始めただろう。そしてこれは私たちのコミュニケーションの方法を永久に変えてしまった。上司から業務時間の後も連絡がくることになったし、何処かで盗んだバイクで走り出そうとしている(推奨しない)時でも母親から連絡が来るようになった。そして職場にいるときでも恋人と長い混乱した会話ができるようになった(これも推奨しない)。
テキストメッセージが有用で必要不可欠なものであることはわかっているが、確実にストレス要因にもなっている。どの程度の人がテキストメッセージのやり取りに不安を感じているか確実なデータは存在しないが、アメリカ心理学会の調査によるとアメリカ人の5人に1人はモバイルデバイスに関係したストレスを感じているという。そしてヘルス・エデュケーターの調査でもテキストを送信することには身体的、社会的、感情的に良くない影響を与えることが指摘されている。
この苦痛の原因のいくつかは、テキストメッセージが機能する上でやり取りの相手が応答してくるまでの時間が多様である以上切り離せないものだ。「制御不能な要素がたくさんあるのです」とニューヨーク大学の教授でメディア、文化、コミュニケーションを研究するナターシャ・シュルは話している。「あなたが世間に対して何か行動を起こして、そのフィードバックをまだ受けていない状態の時、本当の意味で安らぎを得ることはできないのです。その場合気分が高まって興奮した状態になっています」
もちろんそれはやりとりする相手が誰かにもよる。友達がテキストメッセージを1日や2日保留していても通常はストレスを感じることはない。しかしシュルは、相手が恋人や配偶者、子供、あるいは雇用主になる可能性のある人のような場合にはストレスを感じる可能性がずっと高くなると言う。そして、その不安感は否定できないものになる。手に汗を握り、心拍数が高まり、そのことしか考えられなくなる。オンラインデートの世界で、ゴースティング(突然連絡を断つ)が一般的になっていることは助けにはならない。
テキストメッセージはお互いの誤解を招く原因にもなっている。伝統的なコミュニケーションには言語外の部分が多く含まれている、身振り手振りや声のトーンといったものだ。これら全てをテキストで伝えるのは遥かに困難で、重大な不和を引き起こす原因になり得る(テキストの終わりに付ける悪名高いピリオドのことを考えて欲しい)。
精神衛生の専門家は、テキストメッセージに関する不安感の相談を受ける機会が増えているという。そしてこれはモバイルデバイスとオンライン・コミュニケーションに関連した新しい研究分野の1つになっている。テキストメッセージやソーシャルメディアは既に鬱病や不安症を抱えている人の生活を更に困難なものにする可能性があると、ボストンにあるケンブリッジ・ヘルス・アライアンスで幼児と若年層を受け持つ精神科医で研究者であるニコラス・カーソンが述べている。
「良い側面として友人や家族と連絡を取り続けることに役立つということがあります」とカーソンは言う。「ですが、中毒的、衝動的な利用になる場合があります」。そしてその結果、睡眠障害、怒りっぽくなる、脅迫観念、社会への不安感などが現れる可能性がある。
テキストメッセージに関する不安感を治療する方法はまだ開発途中である。認知行動療法、SSRI、心理療法のような伝統的な不安障害を治療する方法は役に立つ可能性がある。しかし、カーソンが言うには治療には電話の利用時間を減らしたり、時間を限定したり、アプリケーションや通知機能の設定を変更することも含まれるかもしれない。
比較的新しい現象に適応するために携帯電話の利用習慣を見直す必要があることに気づいているのは精神衛生の専門家だけではない。Center for Humane Technology のような団体はまさにこの目的のために存在している。
元 Google のトリスタン・ハリスによって始められたこの団体の構想では、テキストメッセージをよりストレスにならない形で使うことを推奨している。例えば、テキストの代わりに音声メモを送付すれば相手のトーンがわからないテキストメッセージよりも誤解が生じることを防ぐのに役立つかもしれない。また、クイック・リアクション機能(例えば iMessage の「いいね」や「ハートマーク」)を利用することは、テキストメッセージ対して素早く情緒的な反応をするのに役立つはずだ。
私個人が、テキストメッセージ関して持っていたストレスや不安を抑えるためにしたことは、携帯電話の利用と、日常的に対話する人とコミュニケーションをとるタイミングに計画性を確立することだった。それは、カップルや家族の間でテキストメッセージの利用に同じようなガイドラインを作っている人の話を読んだからだった。これは時に強制されている感じを受けるし、一種の脆弱さの現れでもあると思えたが、結果としては1日中電話に貼りつかれている感じから離れ、誰かの返答を待っている間に集中できなくなることがなくなった。
人々が繋がりすぎている私たちの奇妙な世界に於いては、それがどんなにおかしく聞こえようとも「テキスティエティ」の存在は現実のものなのである。
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