2011年4月12日火曜日

ライフラインが止まったら:まず被災地外の人に連絡

災害でライフラインが寸断された場合、心配してくれそうな人に自分は無事だと伝えたいし、同じく被災したと思われる身近な人と連絡を取って無事を確認したい。が、固定電話も停止し、携帯電話網も不安定になる場合なかなか連絡が取れず、お互いに心配し続けることになる。
まずは最初に被災地外の人に無事を伝えるのが最初にすべきこと
その上で、
  • 別な被災者に連絡をとって無事を確認してもらう
  • 他の被災地外の親戚や心配しているにも無事だということを伝えてもらう
ということをお願いする。

この際、ある程度離れた所に住んでいてい、こういうことをお願い出来る人を予め決めてお互いにお願いしておいた方が良いかも知れない。

3/11の地震では、当初、自宅の全ライフラインが寸断された。Softbank回線のiPhoneは通話は不通になったが、とりあえずメールはその日の夕方までは使えていた。その間に思いつく限りのアカウントに自分は大丈夫だということを知らせた。被災地外からは反応があったのだが、地震の被害にあったであろうと思われる所に住んでいる人とは全く連絡が取れなかった。

結局3/13になって被災した人の無事も殆ど確認できたのだが、一部の人の話では、回線が切れていたので電池切れを心配して回線が安定するまで電源を切っていたとのこと。何故かメールも届いていなかったようだった。お互いにその状況だと連絡が取れないので、やはり被災地外の人に中継して貰うのが良い。

いろいろ条件はあると思うが、その他仙台市内で携帯の利用について一応気づいたことを纏めると、
  • 基本的に携帯で連絡できるのはメールのみ、通話は諦めたほうが良い。
  • 固定電話は全く使えなかった、4日後、電気復帰後まもなく復旧した。
  • 災害耐性はdocomoが一番強かった。
  • Softbank回線は自宅周辺でも地震後数時間は使えていたが、夕方になって使えなくなった。バッテリーのようなものがあって、少しの停電には耐えられる構造になっていた?という印象、2日後に復帰した。
  • 今回僕は関係なかったが、被災地の特設公衆電話は受信すると「非通知」になるとのことで、非通知を着信拒否にしている人は注意が必要。

災害時は「遠くの親戚より近くの他人」という言葉が身に染みる機会が多いのだが、それだけではなく被災していない人で心配してくれる余裕の有る人の存在もありがたいものです

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