A Man Injected Himself With His Own Semen to 'Cure Back Pain' https://t.co/eHz9xORpYi— ScienceAlert (@ScienceAlert) January 17, 2019
アイルランドの33歳の男性が、慢性的な腰痛を緩和するために月に一度自身の精子を注射器で右腕の静脈と筋肉に注射していた。
Science Alert
MIKE MCRAE
17 JAN 2019
これは我々には理解出来ない異例の事態だ。
ある男性が重い荷物を持ち上げて数日間の腰痛が続いたためダブリンの病院に入院した。そこで医師たちはこの特殊なケースに遭遇することになった。
検査で病院のスタッフは患者の前腕が赤くなってやや腫れているのを発見し、深刻な皮下感染症の兆候と診た。X線検査で皮下膿瘍の現れであることが明らかになった。
患者は、これは最近自分で自身の精子を注射したことによるものである可能性が高いことを打ち明けた。この男性は長期的な腰痛に苦しめられていて、それを治療するために自身の精液を静脈と筋肉に注入するというかなり革新的な治療法を思いついたようだ。
それまでの1年半の間、1月に1回ずつ彼はその自前の強壮剤を注射していて、最近になって腰痛が酷くなったために、ここ数回は注射する量を増やしていたという。
アイリッシュ・メディカル・ジャーナルれたこの事例研究の論文は少しふざけて「『精液的に』無害な腰痛:皮下膿瘍の異常な症状」と題されている。この論文の著者たちはこの事態を説明するために臨床についても代替医療についても文献を探ったが特に得られたものは無かった。
「医学的でも非医学的にでも腰痛の治療のために静脈内に精液を注射することについて、EMBASE、PubMed、Google Scholarの他、インターネット上でも広範囲に探った」と著者は書いている。「ネズミやウサギに精液を皮下注射した効果についての記録(1945年)は存在するが、文献の中に人間の静脈に精液を注射したという事例は存在しなかった」
文献上では精液の健康上の利点の主張については議論になっている。アレルギー反応をテストするためにごく少量を皮下注射することや、精液過敏症を治療するための方法として議論されている。
しかし、これが痛みを和らげる目的で、しかも腰痛を治療するためにとなると前例のないことである。
この男性についての話はもちろん他にも色々あると考えられるが、今すぐ私たちが真相に辿り着くようなものではなく、医師たちにとってもおそらくそうだろう。
結局この患者は皮膚の細菌感染症である蜂窩織炎(ほうかしきえん)と診断され、抗菌剤を投与された。しかし、まだ治療の余地がある段階で彼自身は退院してしまった。
おそらく腰痛が良くなったのだろう。
この研究はアイリッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿