2011年3月26日土曜日

東北地方太平洋沖地震:仙台港周辺の様子

東北地方太平洋沖地震から2週間が経過しました。仙台市内も物流がもどりつつあり、徐々に活気を取り戻しています。
復旧作業が進む仙台港周辺を見てきました。仙台港まで歩いて向いましたので、道中の様子も含めて紹介します。

行きの道中、トヨタ コロナ2000GTが65万円で売っていた。

プリンス グロリアスーパー6は138万円也。

この時点ではまだ踏切で線路の写真撮り放題。詳しい人に見せると「線路が錆びている」との指摘が。2週間だが、電車は試験等でも全く走ってないのか。

田んぼの近くは地盤が緩いのか、こういう壊れ方をしたところも。

ところどころ「ハ」の字になっている、新幹線の高架上の電柱。修復作業が大掛かりに進められていた。

中野栄駅を背にまっすぐ仙台港側に歩いてきたところ。上が三陸道。もちろんこの道中も地震の被害を感じられるところはところどころにあったのだが、ここから先が別世界のようになっていた。

アウトレットパークの観覧車が見える。舗装面の上に泥を被っていて全体に埃っぽく、荒涼とした感じ。海からの風も冷たい。

復旧作業車輌以外の車でも普通に入ってくることができる。警備員の方が立っていたが、僕に対しても特に「こっちに行ってはいけない」等言うようなことはなかった。


津波で流された車。これらは既に持って行きやすいように「並べてある」状態と思われる。しかし破損が物凄い。

かなり被害の大きい場所に小さなドレス屋さんが何故か何事もなかったように残っていた。

車が流されて来て止まるというのは結局こんな感じになって止まるしかないようで、こういう状態の車をたくさん見かけた。


奥の工場に停めてあったと思われる車が流されてきている。「木」に引っかかってみんな止まっている。車というのは水に流されやすいものだというのがよくわかるのと、木はこういう時に頼りになるものだということがわかる。


もともとここがどういう状態だったのか僕はよくわからないのだが、金属製のポールが全部同じ方向に倒れている。当然ながら倒れている方向が海の反対側。津波の凄まじさがわかる。

港近くの駐車場に回収された車が並べられていた。奥に港で荷物を揚げ降ろしするためのクレーンが見える。稼動しているかはわからなかったが、壊れている様子には見えなかった。

何故か消防車は逆さに置かれていた・・・。

大きなお店の駐車場の横の樹木のところに車が溜まっていた。地震の時、あの観覧車に乗っていた人もいたのだろう。相当怖い思いをしただろうなと想像する。観覧車自体は特に損傷は見えなかった。


車が駐車場から押し流されてきて、木に引っかかって止まっている。現状もかなり危険な状態だと思うが、特に立ち入り禁止等の措置はなし。それどころではないのだ。

こういう張り紙がしてある。一応手順を踏まないといけない。勝手に片付けるわけにはいかないらしい。

タイヤを見る限り未走行の車も道路脇にひっくり返っていた。どこかに展示されていたものか。

ヘリコプターが上空を飛んでいた。

港からはかなり離れたところ、帰り道で見つけた。この姿を見る限り彼も津波の被害にあったのかもしれない。


かなり悪趣味な見物という形になってしまったけれど、自宅周辺では実感できない津波の凄まじさをとにかく感じました。僕以外にも見物人は結構来ていて、車で見物に来ている人もそれなりにいたのが驚きでした。それ以外の道中でも車の交通はかなりあって、徐々にガソリンも回り始めている印象を受けました。

今は既に2週間が経過しかなり片付けられた状態だったと思いますが、それでも危険な場所はまだ多く、そういうところに民間人が普通に入るのを制限していない、そういう余裕がないところに事態の深刻さが感じられます。

ここに最初に救助に入った人はおそらく一台一台の車に人が乗っていないか確認する必要があったはず、それを想像してなんともいたたまれない気持ちになりました。

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