2019年11月5日火曜日

「8chan」が「8kun」として復活


相次ぐ銃乱射事件に関わったことでオフラインになっていた。


The Verge
Jon Porter
Nov 4, 2019

匿名掲示板 8chan は今年8月にテキサス州エルパソで起きた銃乱射事件に関わったとしてに閉鎖状態に追い込まれていた。その 8chan が名前を変えて戻ってきたことを昨日 Gizmodo が伝えている。新たなサイトの名前は、既存の 8chan の役員会に移行を問う前に10月の初めの時点で公表されていた。新しく初められた 8kun では現状で63の掲示板が利用できるようになっている。

エルパソの狙撃犯がマニフェストを公開したことで知られるかつての 8chan の /pol/ 掲示板は、8kun の掲示板一覧には見当たらない。エルパソで20人以上が殺害された後、Cloudflare や Voxility などのプロバイダーが 8chan へのサービスを停止し閉鎖に追い込まれていた。

エルパソの事件の容疑者は今年になってこのサイトに関わって事件を起こした人物としては3人目になる。ニュージランドのクライストチャーチの事件と、カリフォルニアのパウウェイで起きた銃乱射事件の犯人たちも銃を乱射して何人もの人を殺害する前から憎悪を撒き散らすのにこのサイトを利用していたと考えられている。

米国会の議員たちから厳しい目を向けられていても、8chan のオーナーで管理者であるジム・ワトキンスは挑戦的な姿勢を崩していない。彼は9月に議会に対して同サイトは「自主的にオフラインにしている」だけであり、違法なコンテンツに対応するツールを開発したら戻る「だろう」と話していた。そしてワトキンスは、8chan は「憲法で保護されている以上はヘイトスピーチでも削除するつもりはない」とも述べている。

8kun のトップページには「アメリカ合衆国の法律に違反するコンテンツは削除され、その投稿者は排除されます」という警告が表示されるようになっている。だが、名前が変わった後に、同サイトがどうポリシーを変更したかについては明らかにされていない。

0 件のコメント:

コメントを投稿