2012年2月1日水曜日

競馬:母父ブライアンズタイム


1/28に東京競馬場で行われたクロッカスSの勝ち馬セイクレットレーヴの父はアドマイヤムーン、母の父はブライアンズタイム


ブライアンズタイムは個人的に好きな種牡馬。なんとなく以前もこの父と母父の組み合わせの勝ち馬を見たことがある気がしたので、他に何がいるか調べてみた。



父アドマイヤムーン、母の父ブライアンズタイムは2009年生まれに4頭いた(アドマイヤムーンはこの年が種牡馬として初年度)。セイクレットレーヴの他には、トミーバローズキネオピューマディアザインという馬達がいる。この4頭のうち3頭が芝で勝ち上がっている。因みに唯一まだ勝っていないディアザインは名門ノーザンファームの生産馬で、まだ芝で1戦(9着)しただけなのでこの後勝ち上がれる可能性もかなりあると思う。

母数は多くないものの、この時期に4頭中3頭の勝ち上がりは素晴らしいと思う。しかもその全てが芝コースであるというのは日本の競馬界では大きな事だし、近年はあまり芝で期待できないブライアンズタイムの系統から考えてもその血を引く馬が芝で勝てることは嬉しいことである。

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母父がブライアンズタイムの活躍馬としては一応、ティコティコタックサンライズペガサスブルーコンコルドエスポワールシチー、などが一応いることはいるのだが、はっきり言ってブライアンズタイムのこれまでの実績や産駒の数や質を考慮したら少なくともファン目線からするとブライアンズタイムは完全に母父としては期待外れ

上記の成功した馬たちは、父がサッカーボーイサンデーサイレンスフサイチコンコルドゴールドアリュール。このうちゴールドアリュールはサンデーサイレンスの仔なのでこの系統に2頭成功馬がいることになるが、ブライアンズタイム産駒の期待の繁殖牝馬にはサンデーサイレンスそのものか、サンデーサイレンス系の種牡馬が宛てがわれる事が多く、その期待を裏切り続けてきたという事実もあって、結局のところ父ブライアンズタイムの繁殖牝馬にはどの種牡馬を配合したら走る仔が生まれるのかよくわからないのが現状なのではないだろうか。

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そんな現状の中で、もしかするとアドマイヤムーンは結果が出せずに燻っている父ブライアンズタイムの繁殖牝馬の救世主になる可能性があるのではないか。そう願わざるをえない。

アドマイヤムーンは2009年が初仔の世代で、まだ種牡馬としてスタートしたばかりだが順調なスタートを切っている。アドマイヤムーン自体は社台グループの生産馬だが、現在は種牡馬としてダーレーが保有している。

調べた限り2010年生まれの父アドマイヤムーン、母父ブライアンズタイムの組み合わせの産駒は一頭しか確認できないが、最初の世代の活躍によっては今後この組み合わせが増える可能性もあるだろう。

個人的にブライアンズタイムは父系として後継種牡馬を繋いで欲しいと思ってるのだが厳しいのが実情。母父としてアドマイヤムーンの力を借りて良い仔を送り出せるようになって欲しいものである。

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