2011年3月2日水曜日

Gmail の内容をローカルに保存しておく

Gmailは、MacのMail.app等でローカルにやり取りしたメールを保存して置くことが出来ます。その方法を試して見ました。



先日、Gmailでサーバ上のメールを喪失するという事件(via TechCrunchJapan)があり、結局はGoogleの対応により完全に復旧したそうですが、データを自分で持たないクラウドの怖さを垣間見た事象ではないでしょうか。

特に個人的にGmailはまだそれ程使い込んでいないので、今、メールが消えたとしても困ることはないのですが、無料で利用しているので消えたとしても文句は言えない(?)と考えています。

というわけで、ローカルにGmailの内容をバックアップしておきたいと思います。要はMail.appでGmailのメールをローカルに読み込んでを扱えるようになればいいわけです。これが思ったより簡単で便利でした。もっと早くやっておけば良かった。


Gmail側の設定


Gmail右上の「設定」リンクをクリックします。

次の画面で「メール転送とPOP/IMAP」リンクをクリック。

POPダウンロードの項目で「1.ステータス」→「全てのメールでPOPを有効にする」のラジオボタンをオンにする。「2.POP でメールにアクセスする場合」→「Gmail のメールを受信トレイに残す」を選択。

「3.メールクライアントの設定」の「設定手順」のリンクをクリックすると各メールソフトの設定方法が出てきます。Mail.app以外にもOutlook、Thunderbird等にも対応しています。


Mail.app の設定


Mail.appの場合はMail.app側にもGmail用の設定というものがあるらしく、特に気にするようなこともなく名前、gmailのメールアドレス、パスワードを入力してアカウントを追加するだけです。
設定を完了すると、読み込みが始まります。
受信トレイに「Gmail」というボックスができます。
これはローカルに保存されているもので、インターネットを使えない環境でもこのボックスの中のメールは見ることが出来ます

受信トレイの中以外に「Gmail」という銀色のフォルダができます。
こちらはローカルには落としていない、クラウド上のメールを閲覧するものです。ネットが繋がっていないとメールを見ることは出来ません

以上で、Gmailのメールをローカルに保存しておくことができます。

個人的に使い慣れたMail.appで扱うことができるため、ブラウザで利用するよりも使いやすくなりました。依存度が上がりそうです。


他のクラウドメールサービスについて


Gmail以外のメールサービスはどうでしょうか。既にアカウントがあることが前提です。

・yahoo.com

日本のyahoo.co.jpではなく米国のyahoo.comです。これもMail.appにアカウントを入力して見ましたが、Mail.appから利用するには、有料のYahoo! Mail Plusの契約が必要なようです。


・AOL.jp

AOL.jpはMail.appで新規アカウントを作成し、アドレス、パスワードを入力するとそれだけで使えるようになります。注意事項としてはアカウント設定の「詳細」にある「メッセージ受信後にメッセージのコピーをサーバから取り除く:」という設定のチェックを外しておく必要があるようです。
Gmailのように銀色のフォルダができたりはしませんが、受信トレイに「AOL.jp」ボックスができて、ローカルにメールを保存しておくことができます。


・yahoo.co.jp

yahoo.co.jpのメールをMail.app等のPOPクライアントから利用するためには「Yahoo!デリバー」への登録が必要になります。「Yahoo!デリバーはYahoo! JAPANまたは提携先企業から、新商品、各種セール、お買い得情報などをお知らせするサービス」だそうです。このYahoo!デリバーに登録すると、POPクライアントでの受信の他、他のメールアドレスへの転送も行えるようになります。
Yahoo!デリバーに申込んでPOPクライアント対応にすると、iPhoneのMailでも直接受信ができるようになります。
ちょっと話題は逸れますが、yahoo.co.jpは他のアカウントと比べてSPAMが非常に多いのですが、これは私だけなんでしょうか?


とりあえず、Mail.appに読み込んでローカルにメールを保存しておければ、かなりメール喪失のリスクは軽減すると思います。また、Windows用にはGmailのローカル保存ツール、Gmail-Backupというサービスがあるらしいです。

Gmailのデータ喪失に備える一番便利なバックアップ方法 | Over the Vertex of Technology by 朝山貴生

以上です。

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